客
KYAKUDEN
KYOTO COMPARISON 2026

京都市の民泊運営代行会社を比較
800m以内の管理者・2027年改正(ゼロ日・常駐義務)に対応できる会社の選び方と、拠点・料金・登録番号の一覧

京都市の民泊は、住居専用地域が冬60日のみ、家主不在型は800m以内に現地対応管理者、袋路は5人以下と、全国で最も厳しい条例で運営されています。さらに2027年2月市会に向けた改正素案では、住専・工業地域のゼロ日規制と、既存施設も含む施設内常駐義務が示されました。代行会社選びの軸は「800m以内の拠点があるか」と「改正後の常駐にどう対応するか」の2つです。

各社の情報は公式サイト・近畿地方整備局の登録簿(令和8年9月11日現在)・比較サイトの公開情報(2026年9月25日時点)。改正素案は未確定で、11月のパブリックコメント後に更新します。当社(KYAKUDEN)も同じ基準で1社として掲載
結論(先に3行で)
  1. 京都市の現行ルールは、住居専用地域は1/15正午〜3/16正午のみ(居住型・認定京町家は除外)、家主不在型は道のり800m以内・10分で駆けつける現地対応管理者、袋路(1.5m未満)は5人以下1組。
  2. 2027年2月提案予定の改正素案は、住専・工業地域の新規をゼロ日、簡易宿所・届出住宅の全施設に施設内または隣接建物での常駐を義務化(既存にも猶予期間付きで適用を検討)。800m拠点型の運営は猶予後に使えなくなるおそれがある。
  3. 代行会社は施設外玄関帳場のエリアを公表している地場企業(ことまる・京都バケーションレンタル・Exseed)が軸。料率15〜20%+帳場・駆け付け要員の月額(4万円+1.5万円前後)が京都の相場。

京都市の条例:現行ルールと、2027年2月の改正素案

京都市は全国で最も厳しい民泊条例を持ち、さらに2027年2月市会への条例改正案の提案に向けて素案が示されています。代行会社に求められる体制は「800m以内の現地対応管理者」から「施設内または隣接建物での常駐」へ変わる見込みで、選び方が根本から変わります。

現行ルール(2026年9月時点)

項目内容代行会社に必要な体制
住居専用地域家主不在型は1月15日正午〜3月16日正午のみ(60日)。家主居住型・認定京町家事業は除外冬60日の営業で成立する価格設計。または居住型・京町家認定への転換提案
現地対応管理者宿泊中、届出住宅のある建物内か、道のりでおおむね800m以内・10分以内に到着できる場所に駐在。深夜早朝の苦情対応、外国語対応、応急修繕物件から800m以内の拠点と駐在要員。地場企業は「施設外玄関帳場」として月4万円前後で提供
避難通路(袋路)幅員1.5m未満は、1回の宿泊を5人以下の1グループに限定、管理者を同じ町内に置く町内単位の拠点
周辺住民への説明届出の20日前までに計画概要を掲示し、近隣住民へ説明。説明会の求めに対応説明資料の作成・立ち会い
定期報告・処分2か月ごとの報告。2026年に駆けつけ要件の形骸化を理由に5事業者へ初の行政処分(京都新聞社説)報告の代行と、駆けつけ記録の保存
宿泊税2026年3月1日から1人1泊200円〜最高10,000円の5段階税込み価格設計の提案力

改正素案(2026年8月31日・第2回有識者会議)

項目現行素案既存施設
住居専用地域・工業地域住専は冬60日家主居住型・不在型を問わず営業日数0日既存には適用しない方針
常駐800m以内に駐在簡易宿所・届出住宅とも施設内または隣接建物での常駐。京町家も原則対象猶予期間を設けたうえで既存にも適用を検討(「市内8割近くの施設が対象」との報道)
袋路(1.5m未満)届出住宅は条件付きで可届出住宅も簡易宿所と同様に立地規制要確認
長屋の界壁規定なし遮音性能の規定を新設要確認
学校周辺規制なし規制しない方針—

今後の日程は、11月2日に第3回有識者会議、11月中に規制案のパブリックコメント、2027年2月市会に条例改正案の提案です。市は根拠として、厚生労働省の旅館業法FAQ改定(2026年6月12日)と観光庁の技術的助言(2026年7月15日)を挙げています。市の資料では、届出住宅の苦情の88%が「施設内に従業員が駐在していないこと」に起因するとされています。

京都で代行会社に聞くべき最初の質問は2つです。①「この物件から800m以内に、駐在できる拠点がありますか」(現行)②「改正で施設内常駐になった場合、どう対応しますか」(将来)。800m拠点型の会社は現行では最適解ですが、素案どおりなら猶予期間後にモデル自体が使えなくなるおそれがあります。物件が営業できる日は京都市の判定ツールで確認できます。

京都市に拠点・実績を公開している運営代行会社 11社

施設外玄関帳場・800m駆けつけのエリアを公表している地場企業を中心に、京都市の実績を公開している会社を集めました。登録番号は近畿地方整備局の登録簿(令和8年9月11日現在)で照合。順位付けはしていません。

会社・サービス料金(公開情報)京都の拠点・エリア800m対応管理業者登録特徴
KYAKUDEN(客殿)当社
株式会社ADrim(東京)
松10%/竹15%/梅20%(宿泊売上・税別)、初期費用0京都は主要エリア外。松プランは遠隔対応可800m拠点なし。地場企業との組み合わせをご提案国土交通大臣(01)第F06301号自社物件を運営。京都市の判定ツールを公開
ことまる総売上の10%(メッセージ)/15%(お任せ)/20%(丸投げ・清掃別)。施設外玄関帳場 月40,000円、駆け付け要員 月15,000円(税別・公式)東山五条・河原町五条・京都駅八条口・五条大宮・丹波口・壬生施設外玄関帳場・駆け付け要員を自社で運営未確認京都特化。リフォーム・旅館業申請支援。清掃は3DK 9,000円・4LDK 14,000円を公表
京都バケーションレンタル入金額の15%(完全成功報酬・公式)下京・中京・東山・南・上京区施設外帳場(800m)、京町家800m以内使用人登録(下京・中京・南・東山)未確認(運営会社の推定はあるが未確認)自社所有物件の運営歴10年
Exseed
株式会社Exseed(下京区)
未確認京都市内に複数の施設外玄関帳場800m駆け付けに対応(比較サイト)国土交通大臣(01)第F03882号(登録簿)行政書士・設計士の紹介
MATATABI
株式会社MATATABI(本店:下京区、事業所:伏見区)
20%/10〜15%、初期35万円〜(比較サイト)京都・大阪未確認国土交通大臣(01)第F03598号(登録簿)ツアー・飲食事業も運営
Dent完全成果報酬(非公開)東京・大阪・京都対面の鍵受け渡しに対応(比較サイト)国土交通大臣(01)第F04169号(登録簿)立ち上げから一括対応
KYOTO PARTNERS未確認京都市未確認未確認市内で8〜9年以上の運営実績。一棟貸しから小規模ホテルまで
京の町サポート未確認京都(京町家)未確認未確認京町家のリフォームと運営代行
ルークス(KYOBU-京舞-)未確認京都(町家一棟貸し・ホテル)未確認未確認地元密着、管理業務を社内で完結
Stay Buddy15〜20%未満(比較サイト)京都府ほか未確認未確認8言語、住宅宿泊仲介業
民泊管理バンク月19,800円〜全国800m駐在は別手配の可能性大未確認再委託型

出典:各社公式サイト、近畿地方整備局「住宅宿泊管理業者登録簿」(令和8年9月11日現在)、民泊管理バンク、ReINN「京都で委託可能な民泊運営代行会社16選」、日本総政ファンド「京都のおすすめ民泊運営代行会社5選」。「比較サイト掲載値」は公式サイトで確認できなかったもの。

京都市で選ぶときの5つの確認

1800m以内の拠点と、そのエリア施設外玄関帳場の場所を公表している会社を選び、物件がその800m圏に入るかを地図で確認。ことまるは6拠点、京都バケーションレンタルは4区のエリアを公表。
2改正後(施設内常駐)への方針素案どおりなら既存施設も猶予期間後に施設内または隣接建物での常駐が必要。会社として「常駐スタッフを置く」「隣接物件を確保する」など具体策があるか。
3京町家・簡易宿所の運営実績住専の京町家は認定京町家事業なら180日。簡易宿所は通年営業できるが用途地域と常駐要件がある。制度を横断できる会社か。
4料率+拠点費用の総額料率15〜20%に、施設外玄関帳場(月4万円前後)と駆け付け要員(月1.5万円前後)が乗るのが京都の相場。売上に対する実質負担で比べる。
5宿泊税を含む価格設計2026年3月から1泊10万円以上で1万円の宿泊税。高単価の一棟貸し町家は価格競争力に直接効く。税込みの単価設計を提案できるか。
6登録番号は登録簿で照合ことまる・京都バケーションレンタルなど地場企業は登録番号が公式サイトで確認できないものがある。近畿地方整備局の登録簿で会社名から照合する。

京都市の市場と、物件タイプ別の向き不向き

2025年度末の市内宿泊施設は、旅館・ホテル641施設(42,554室)、簡易宿所(民泊相当)2,420施設(2,924室)、住宅宿泊事業1,216施設。客室数では民泊は7%程度ですが、2018〜2025年度の苦情の74%を占めます(市の有識者会議資料)。近隣住民調査では70%、市民調査では84%が規制強化を支持しており、規制は導入される前提で計画を立てるべきです。

物件タイプ民泊新法簡易宿所(旅館業)素案が通った場合向き不向き
京町家(一棟)住専でも認定京町家事業なら期間制限の除外。それ以外は180日用途地域が合えば通年。800m駐在が必要京町家も原則として常駐義務の対象。住専の新規はゼロ日○ 既存・住専外なら。宿泊税と常駐コストを要検証
マンション一室管理規約次第。住専なら1/15〜3/16のみ共同住宅での旅館業と住宅の混在は制限常駐義務でコスト増△ 住専外・規約OKの物件に限る
路地奥の長屋1.5m未満は5人以下1組、同一町内に管理者立地の制約が大きい届出住宅も立地規制、界壁の遮音規定× 新規は難しい。既存も遡及適用の有無を要確認
簡易宿所—通年営業可(住専・工業地域は用途上不可)施設内または隣接建物での常駐(既存も猶予後)○ 今後の主軸。無人運営モデルは終わる前提

KYAKUDEN(客殿)の京都での対応

京都市は当社の主要エリア(関東1都3県・熱海・北海道)の外です。現行の800m駐在も改正後の施設内常駐も物理的な拠点が必要なため、京都市の物件では現地対応を地場企業にお願いし、当社は松プラン(リスティング・価格運用・メッセージ対応・月次レポート)で数字の部分を担う組み合わせをご提案しています。宿泊税を含む単価設計や、京都から関東・北海道へ投資を広げたい方はフルでお手伝いできます。

京都の物件について無料相談を予約(30分・オンライン)→ 相談だけでも構いません。他社の見積を持ち込んでいただいても大丈夫です。

よくある質問(京都市)

京都市の住居専用地域で民泊はできますか?
家主不在型は1月15日正午〜3月16日正午の60日のみです。家主居住型と認定京町家事業は180日まで営業できます。2027年2月提案予定の改正素案では住居専用地域・工業地域の新規は0日となり、既存には適用しない方針です。
「800m以内の現地対応管理者」は代行会社に任せられますか?
任せられます。ことまるや京都バケーションレンタルなど地場企業は「施設外玄関帳場」(月4万円前後)と駆け付け要員を提供しています。物件がその会社の拠点から道のりで800m以内に入るかを確認してください。
改正で既存の施設はどうなりますか?
素案では、ゼロ日規制は既存に適用しませんが、施設内または隣接建物での常駐義務は猶予期間を設けたうえで既存にも適用する方向で検討されています。猶予期間の長さは11月のパブリックコメントで示される見込みです。
京都の代行手数料の相場は?
完全代行で15〜25%が比較サイト上の相場で、地場企業は15〜20%が中心です。これに施設外玄関帳場と駆け付け要員の費用が加わります。清掃は3DKで9,000円前後です。
宿泊税はいくらですか?
2026年3月1日宿泊分から、1人1泊の宿泊料金6,000円未満200円、6,000〜2万円未満400円、2万〜5万円未満1,000円、5万〜10万円未満4,000円、10万円以上10,000円です。高単価の一棟貸しは価格設計に影響します。

他の地域の比較

客

作成:株式会社ADrim KYAKUDEN(住宅宿泊管理業者 国土交通大臣(01)第F06301号)

京都市は主要エリア外のため、現地対応が必要な物件は地場企業との組み合わせをご提案しています。 当社も運営代行会社であるため、比較には利害関係があります。他社の情報は公開情報のみを用い、評価や順位付けは行わず、当社も同じ項目で掲載しています。掲載・修正のご依頼は全国版の受付から。

この記事の監修者住宅宿泊管理業者 国土交通大臣(01)第F06301号
萩原 一博
萩原 一博Kazuhiro Hagiwara
株式会社ADrim 客殿事業部 監修・住宅宿泊管理業務責任者
宅地建物取引士マンション管理士管理業務主任者行政書士AFP(日本FP協会認定)

大手資格学校での宅建講師の経験あり。不動産・マンション管理・許認可・資金計画の4分野の国家資格・認定資格を横断し、民泊の届出から管理規約・近隣調整・収支設計までを一体で監修。

当社は国土交通大臣登録の住宅宿泊管理業者として自社物件を運営しています。記事の内容は公開情報と実務経験に基づき、法令・条例は各自治体の公式資料で確認しています。運営代行会社として利害関係があるため、他社との比較では順位付けを行わず、公開情報のみを同じ軸で掲載しています。