新宿区住宅宿泊事業の適正な運営の確保に関する条例を、物件の用途地域から自動判定。営業できる日を12か月分のカレンダーで表示し、年間の営業可能日数まで出します。2026年9月に報じられた「住居専用地域での原則禁止」の動きも解説します。
新宿区は2018年に「新宿区住宅宿泊事業の適正な運営の確保に関する条例」を制定し、法律(年180日)に上乗せする独自ルールを設けています。区内の届出住宅数は全国の自治体で最多です。
| 項目 | 内容 | 根拠 |
|---|---|---|
| 区域と期間の制限 | 住居専用地域(第一種低層/第二種低層/第一種中高層/第二種中高層)では、月曜日の正午から金曜日の正午まで営業できない。祝日であっても平日なら不可。家主居住型にも適用。住居専用地域以外は曜日を問わず年180日まで | 条例第11条 |
| 敷地がまたがる場合 | 建物の敷地が住居専用地域とそれ以外にまたがるときは、敷地の過半が属する地域で判断 | ルールブック |
| 周辺住民への事前説明 | 届出をしようとする日の7日前までに、周辺住民(同じ建物の居住者、隣接建物の居住者等)へ書面で説明し、実施状況を区に報告。未実施の場合、届出は受理されない | 条例第7条 |
| 届出住宅の公表 | 届出住宅の所在地・連絡先・周知を実施した日などを区のホームページで公表 | 条例 |
| 廃棄物 | 宿泊者のごみは事業者・管理業者の責任で処理。家庭ごみとして出せない(事業系廃棄物として業者契約) | 条例 |
| 仲介サイトの記載 | 住居専用地域の物件は「月曜正午〜金曜正午は利用不可」、家主同居型は「ホストが同居」と仲介サイトに記載されていることの確認資料が届出で必要 | ルールブック |
2026年9月7日、日本経済新聞は新宿区が住居専用地域と学校周辺の文教地区での民泊営業を原則禁止とする方針で、既存の届出住宅にも猶予期間のうえ適用する見込みと報じました。背景には7月15日の国の通知(自治体が条例で営業日数を0日にできることを明確化)があります。条例改正はまだ行われていません(本ページ確認時点)。改正案の内容・施行日・猶予期間は区議会の審議で決まるため、住居専用地域や文教地区で新規に届出を検討している方は、区の衛生課(03-5273-3841)に最新の状況を確認してください。
新宿区は2025年11月に16施設・9事業者への業務停止と、都内初となる4事業者への廃止命令(3年間営業不可)、2026年1月にも19施設・5事業者への30日間の業務停止を公表しています。処分理由の多くは営業日数制限の違反、定期報告の未提出、標識の未掲示です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 定期報告 | 毎年2・4・6・8・10・12月の15日までに、前2か月の宿泊日数・宿泊者数・延べ宿泊者数・国籍別内訳を民泊制度運営システムで報告。未提出は業務停止の主要な理由 |
| 営業日数 | 住居専用地域は金曜正午〜月曜正午のみ。仲介サイトのカレンダーで平日をブロックしておく。180日計算ツールで年度内の日数を管理 |
| 標識の掲示 | 届出番号を記入した標識を玄関の見やすい場所に常時掲示 |
| 苦情対応 | 周辺住民からの苦情・問い合わせに速やかに対応。家主不在型は管理業者が24時間対応 |
住宅宿泊事業法第11条により、届出住宅に人を宿泊させる間、届出者が不在となる場合は、国土交通大臣の登録を受けた住宅宿泊管理業者に管理業務を委託しなければなりません。新宿区の処分理由の多くは「定期報告の未提出」「営業日数の超過」など、管理の基本の抜け漏れです。
KYAKUDEN(株式会社ADrim)は住宅宿泊管理業者 国土交通大臣(01)第F06301号。営業日のカレンダーブロック・定期報告・24時間の苦情対応を運営の一部として行い、処分リスクを避けます。住居専用地域の物件をお持ちで、改正後の対応を考えたい方もご相談ください。
新宿区の物件で無料相談を予約(30分・オンライン)→ 初期費用¥0・売上連動制・契約期間の定めなし。相談だけでも構いません。出典:新宿区「住宅宿泊事業ルールブック 第五版」(2025年2月)/新宿区「住宅宿泊事業と新宿区のルールについて」/新宿区住宅宿泊事業の適正な運営の確保に関する条例 第7条・第11条/日本経済新聞 2026年9月7日/住宅宿泊事業法施行規則第3条
大手資格学校での宅建講師の経験あり。不動産・マンション管理・許認可・資金計画の4分野の国家資格・認定資格を横断し、民泊の届出から管理規約・近隣調整・収支設計までを一体で監修。
当社は国土交通大臣登録の住宅宿泊管理業者として自社物件を運営しています。記事の内容は公開情報と実務経験に基づき、法令・条例は各自治体の公式資料で確認しています。運営代行会社として利害関係があるため、他社との比較では順位付けを行わず、公開情報のみを同じ軸で掲載しています。