STAY JAPAN収益マスター講座

【自社化】STAY JAPAN依存から脱却・直予約へ

STAY JAPANの手数料は0〜3%と、もともと低い。だから自社化は“手数料削減”が目的ではありません。体験に感動したゲストと直接つながり、“ファン”として長く関係を築く——それが、この媒体での自社化の意味です。

シリーズ最終回は、STAY JAPAN運用の“出口”です。体験型の宿ならではの自社化の意義と、進め方を解説します。

〜 目次 〜

  1. 低手数料でも自社化する理由
  2. 自社化の手段
  3. 規約の“線引き”を守る
  4. 直予約を増やす導線
  5. OTAと自社の“両輪”で回す
  6. まとめ

シリーズを通して繰り返してきた「OTAは出会いの場、自社は関係を続ける場」という原則は、STAY JAPANでも変わりません。ただ、その“関係”の質が、体験型では特別に濃い。便利だから使う関係ではなく、体験に感動して結ばれる関係だからです。この濃い絆を、一度きりで終わらせず、長く続く常連関係に育てる価値は、手数料の多寡とは別次元で大きいのです。

低手数料でも自社化する理由

「手数料0〜3%なら自社化しなくても」と思うかもしれません。確かにコスト削減の緊急度は低い。しかしSTAY JAPANの本当の価値は、“体験のファン”という熱量の高いゲストと出会えることにあります。この層と直接つながることには、手数料以上の意味があります。

FIG.1 — STAY JAPAN集客から直予約へ
STAY JAPAN予約(新規)手数料0〜3%と低い。体験ファンと出会えるファン・リピーター化体験に感動した層は“また来たい”が強い直予約(自社チャネル)手数料0円+関係が深まる

体験に感動したファンと直接つながり、長く続く関係を築く。

POINT 体験型の宿には、自社化に有利な特性があります。①感動体験はリピート意欲が非常に高い(「また来たい」「今度は別の季節に」)。②ホストとの交流で“人”のつながりができる③SNSで体験を発信・拡散してくれる。感動を核にしたファンは、値引きがなくても、その宿だからこそ戻ってくる——直予約の常連づくりと、極めて相性が良いのです。

シリーズの締めくくりとして、どの媒体でも最後にたどり着くのが“自社化”です。ただしSTAY JAPANは手数料がもともと低いため、他媒体とは意味合いが少し違います。ここでの主眼は「手数料を減らす」ことではなく、「感動体験でつながったファンとの関係を、長く続く資産にする」こと。低手数料媒体ならではの、前向きな自社化です。

数字だけで語れない価値がある、という点も強調しておきます。他媒体の自社化は「手数料をいくら減らせるか」という金額の話が中心でした。STAY JAPANの自社化は、それに加えて“ファンコミュニティ”という無形の資産を育てる営みです。宿を愛してくれる人々とのつながりは、どんな広告よりも強く、経営を長期的に支えてくれます。

自社化の手段

受け皿となる自社チャネルを用意します。ファンとの継続的なつながりを大切にします。

💬
公式LINE

国内のリピーターと直接つながる。季節の便りを

📷
SNS

体験や四季の情景を発信し、ファンを育て・広げる

🌐
自社サイト

宿の物語と体験を発信する“本拠地”を持つ

体験型の宿のファンは、驚くほど強いリピート意欲を持ちます。「今度は稲刈りの季節に」「次は家族を連れて」「別の体験もしてみたい」——一度その土地と宿に魅せられた人は、季節や目的を変えて何度も戻ってくる。この“また来たい”の強さは、便利さで選ばれるビジネスホテルにはない、体験型ならではの財産です。

地域ぐるみの魅力づくりも、体験型ならではの強みです。近隣の農家、漁師、職人、飲食店——地域の人々と連携すれば、提供できる体験の幅が広がり、リピーターに“毎回違う楽しみ”を用意できる。宿単体ではなく「この地域に、また来たい」と思ってもらえれば、ファンとの関係はさらに強く、長く続きます。

規約の“線引き”を守る

⚠ STAY JAPAN上での連絡先交換・場外誘導は規約違反です。 予約前に直接予約を持ちかける、といった行為は避けます。滞在後にリピート利用や季節の体験を案内する、退室時に自社チャネルを“認知”してもらう、という正攻法で進めます。集客コンシェルジュを活用している場合は、運営方針も相談しましょう。

SNSは、体験型の宿と抜群に相性が良いチャネルです。四季折々の情景、収穫の様子、郷土料理、ホストの日常——発信する“絵になる素材”に事欠きません。ゲスト自身も感動体験を投稿・拡散してくれるため、フォロワーを育てれば、それ自体が手数料ゼロの集客装置になる。地道な発信が、ファンとの接点を育てます。

直予約を増やす導線

新規からリピート直予約までを、1本の流れとして設計します。

01
① 感動体験
忘れられない体験ともてなしで“また来たい”を作る(EP04)
02
② 認知を残す
退室時にカードやSNSで自社チャネルを覚えてもらう
03
③ つながる
LINE・SNSで季節の体験や旬の便りを届ける
04
④ 直予約
次の季節に、自社チャネルから直接予約してもらう

焦らず、一組ずつファンを増やすことが大切です。体験型の宿は、大量集客より“深いつながり”で成り立ちます。感動してくれた数組が、季節ごとに戻り、SNSで広め、友人を連れてくる。この“濃い関係”が積み重なれば、OTAに頼らずとも安定した稼働が生まれる。派手さより、真心と継続が実を結ぶ世界です。

最後に、STAY JAPANの集客コンシェルジュを利用している施設への補足です。運営を代行してもらっている場合、自社化の進め方は担当と方針をすり合わせるのが安全。OTA運用と自社チャネル育成を、どう役割分担するか。プロの伴走を活かしながら、少しずつ自社のファン基盤を築いていくのが、無理のない進め方です。

OTAと自社の“両輪”で回す

STAY JAPANをゼロにするのが目的ではありません。新規の“体験を求める層”と出会うのはSTAY JAPANの役割。そのうえで、体験に感動したファンを自社チャネルで“常連”に育てる。低手数料の媒体だからこそ、焦らずじっくり関係を深める——それが、体験型の宿の理想的な形です。

Airbnb編からSTAY JAPAN編まで共通する結論は、OTAは出会いの場、自社は関係を続ける場だということ。媒体ごとに役割を決め、出会ったゲストを資産に変える。それが、どの媒体でも変わらないKYAKUDENの考え方です。

STAY JAPANは、体験を通じて“宿のファン”と出会う、他にない場です。手数料が低いからこそ、削減に追われず、じっくりと関係を育てられる。感動体験でつながったファンを、四季の便りで常連に。その積み重ねが、外部に左右されない、あたたかく強い宿を作ります。

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まとめ

論点結論
緊急度手数料0〜3%と低く、削減目的の自社化ではない
意味体験のファンと直接つながる価値が大きい
相性感動体験・交流・SNS発信で直予約に向く
手段公式LINE・SNS・自社サイト
両輪新規はSTAY JAPAN、常連は自社で育てる
STAY JAPANは、“体験”を通じて宿のファンと出会う場。その出会いを、四季の便りで“続く関係”に育てる。一度その土地に魅せられたゲストは、季節を変えて何度も戻り、仲間を連れてくる。これがSTAY JAPAN運用の到達点です。

「体験ファンの常連化」までKYAKUDENがお手伝いします。STAY JAPAN編は以上で完結です。お疲れさまでした。

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