- 広告キャンペーンの種類や特徴を教えて
- 広告キャンペーンの成功事例を知りたい
- 事例を分析して自社の広告戦略に活かしたい
広告キャンペーンで成果を上げるには、目的に沿ったキャンペーンを選ぶ必要があります。
たとえば、認知を拡大すべきタイミングでコンバージョンに有効な広告キャンペーンを制作しても、望む効果は得られません。
とはいえ、広告運用の知識や経験が少ない状態では判断基準がないため、他社の成功事例を参考にしたいと考えている広告運用者もいるのではないでしょうか。
本記事では「成果を発揮した広告キャンペーンの事例」を9つ紹介します。
成功したポイントや要因などを詳しく分析しているので、事例を活用したいときに役立つ内容です。
大前提として、広告キャンペーンを実施する目的を設定しておきましょう。
認知拡大・顧客接点強化・販売促進・ブランディングなど、目的によって参考にすべき事例が異なるからです。
最終ゴールを明確にしたうえで、自社に取り入れるべき事例を選別してみてください。
本記事で紹介する事例をすべて読めば、広告キャンペーンで成果を上げるヒントが見つかるでしょう。
広告キャンペーンの種類【それぞれの特徴を分析】
そもそも、広告の種類やキャンペーンタイプを把握しなければ、自社に合った広告キャンペーンを選択できません。
各広告の特徴と自社の目的を照らし合わせ、最適な広告キャンペーンを制作しましょう。
広告キャンペーンの種類
広告キャンペーンの種類は主に3つで、認知目的かコンバージョン目的かによって適正が異なります。
特徴を理解したうえで、自社の状況に応じて使い分けましょう。
広告キャンペーンの種類 | 特徴 |
---|---|
SNS広告キャンペーン | 拡散力が高く、幅広い層にリーチ可能 ハッシュタグを活用することで、拡散の促進やキャンペーン効果の計測・分析がしやすくなる | SNSを通じてユーザーとコミュニケーションを取りながら、認知拡大やコンバージョン獲得を目指す
WEB広告キャンペーン | 絞ったターゲティングやクリック型課金で無駄な広告費を抑えられる 豊富なキャンペーンタイプや配信媒体を活用できる | WEBサイト・動画・アプリなどに掲載(Google広告・Yahoo!広告)
アフィリエイト広告キャンペーン | PV数が多いメディアや有名ブロガーに商品を紹介してもらうことで、認知拡大・コンバージョン率向上が期待できる | WEB広告の一種で、第三者のメディアやブログに掲載
Google広告の主なキャンペーンタイプ
Google広告を利用する場合は、キャンペーンのタイプを選択します。
配信形式や配信面(広告枠)などキャンペーンごとに特性があり、得意分野が異なります。
自社の目的やリソースなどをふまえ、マッチするキャンペーンを選びましょう。
Google広告の主なキャンペーンタイプは7つ。
広告キャンペーンの種類 | 特徴 |
---|---|
P-MAXキャンペーン | こちらで指定したCV目標達成に向け、AIが入札・ターゲット・配信先などを自動で最適化 | 1つのキャンペーンですべてのGoogle広告枠に配信可能
検索キャンペーン | よりコンバージョンに近い顕在層にアプローチできるため、短期間で効果が出やすい 広告がクリックされた場合のみ課金されるため、費用対効果が高い | Googleの検索結果ページ最上部や最下部に表示されるテキスト型の広告
ディスプレイキャンペーン | まだ自社商品への興味が薄い潜在層にも届くため、広範囲のターゲットにリーチできる 画像や動画が使えるため、視覚的・聴覚的なアプローチが可能 リマーケティング(リターゲティング)対応 | WEBサイト・アプリ・YouTubeなどGoogle所有のサービスに配信できる
動画キャンペーン | 視聴者が多いプラットフォームに広告配信することで、多くのユーザーにアプローチ可能 視覚と聴覚を介して、大量の情報を伝達できる | YouTube動画のトップ画面・再生前・再生中・検索結果などに表示される
アプリキャンペーン | Google検索・Google Play・YouTube・Discoverなどに配信可能 ユーザー行動をもとに広告配信を自動で最適化 クリック課金制で無駄な広告費がかからない | アプリの新規ユーザー獲得を目的とした広告キャンペーン
スマートアシストキャンペーン | GoogleのAIが最適なターゲティングを実行 クリック課金型で成果が出た場合のみ、広告費が発生する | 簡単な設定でGoogle検索・WEBサイト・YouTubeなどに自動で広告配信できる
ショッピングキャンペーン | 商品画像を含めた広告で、視覚的な情報伝達が可能 商品検索してきたユーザーにアプローチできるため、コンバージョンしやすい | Googleショッピングタブ・Google検索・画像検索・YouTubeに無料で商品情報を掲載できる
成果を発揮した広告キャンペーンの事例9選【成功要因を分析】
本来、広告キャンペーンを選ぶ際は、過去に実施されたキャンペーンの分析結果をもとに決定します。
しかし、広告運用を始めたてのケースでは、基準となるデータがありません。
自社のリソースが限られている場合は、試験的な運用も難しいでしょう。
そこで参考になるのが、他社の成功事例です。
成果が出た要因を徹底的に分析することで、足りない要素を発見できたり広告戦略に活用できたりします。
今回は、国内の有名企業9社の成功事例を分析しました。
誰もが知る企業が実際に成果を上げた「考え方や手法」を取り入れることで、大きな成果が期待できます。
- コカ・コーラ
- ナイキ
- ユニクロ
- 明治
- 資生堂
- ニトリ
- メルカリ
- トンボ鉛筆
- サムスン
事例分析1:コカ・コーラの広告キャンペーン|認知拡大・販売促進・ブランディング
SNS広告キャンペーンで認知拡大と販売促進に、動画キャンペーンでブランディングに成功した事例です。
広告キャンペーンの手法を分析
SNSの拡散性・相互性の高さを活かし、ハッシュタグ付きのプレゼント企画を積極的に実施。
幅広い層に認知を広げ、ユーザーとのコミュニケーションも深めました。
有名インフルエンサーと提携することで話題を集め、多くのユーザーの興味関心をひいています。
動画キャンペーンでは、栓を開けるときやグラスに注ぐときの「音」を強調しています。
ユーザーの視覚や聴覚を通して、コーラの爽快感を印象づける手法です。
ブランドの第一想起獲得と、ブランド力の向上につながりました。
また、動画キャンペーンと検索キャンペーン(リスティング広告)を併用し、広告費の最適化にも成功しています。
成功した要因を分析
参加型のキャンペーンを多用することで相互性を高め、ユーザーとの関係値を深めた点が挙げられます。
自社商品の特性を活かし、効果音をメインにした映像広告で使用感を連想させた手法も成功の要因です。
ただし、もともと高い認知度を持つコカ・コーラだからこそ、成果が出たともいえる事例でしょう。
事例分析2:ナイキの広告キャンペーン|認知拡大・コンバージョン向上・広告最適化
SNS広告キャンペーンや動画キャンペーンを利用し、認知拡大や共感を獲得した事例です。
最終的には、コンバージョンアップとリスティング広告の最適化にも成功しています。
広告キャンペーンの手法を分析
ハッシュタグを活用し、ユーザーが拡散しやすい環境を演出。
新製品発売のアナウンスにユーザー参加型のキャンペーンを盛り込み、話題性を高めました。
ユーザーとのコミュニケーションを深め、ファン化につなげています。
YouTubeや自社サイトへの動画広告配信では、有名アスリートとコラボしてストーリー性の高いコンテンツを制作しました。
映像を通して多くの情報を伝達することで、ユーザーの共感を獲得しています。
また、WEBサイトだけでなく、アプリでも商品購入を可能にした点も注目ポイント。
オンライン上でシームレスな購入体験を提供し、コンバージョンの促進につなげています。
成功した要因を分析
参加型キャンペーンを介してユーザー行動を分析し、結果をもとに広告配信を適切にパーソナライズした点が要因のひとつ。
効果的なリマーケティング(リターゲティング)が可能になり、コンバージョン率アップとリスティング広告の最適化に成功しました。
ストーリーテリングを活用した広告キャンペーンで、ユーザーの感情に訴えかけた点も成果を上げた大きな要因です。
ストーリーテリングについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
コンテンツマーケティングにおけるストーリーテリングの重要性
事例分析3:ユニクロの広告キャンペーン|認知拡大・顧客接点の増加
動画キャンペーンで顧客との関係性を深め、SNS広告キャンペーンで認知拡大と顧客接点の増加につなげた事例です。
広告キャンペーンの手法を分析
「ライブ配信」にて自社商品を紹介。
ライブ配信は視聴者からのコメントにリアルタイムで反応できるため、SNSよりも相互性の高いコミュニケーションが可能です。
ライブ配信が身近な若年層を中心に反響を呼び、認知拡大に成功しています。
SNSで実施したプレゼント企画では、使用するハッシュタグをライブ配信で発表するという仕掛けでユーザーの注目を集めました。
SNSの拡散で認知を広げライブ配信視聴者を増やしたことで、顧客接点の増加につながっています。
ユニクロは他にも「卒業シーズンに最大50枚のオリジナルTシャツをプレゼント」の広告キャンペーンで、成果を上げた事例があります。
仲間内でおそろいのTシャツを着られる点が好評で、ブランドイメージの向上につながりました。
成功した要因を分析
「秘密のハッシュタグ」というワードと「生配信中の発表」という限定要素で、多くのユーザーの興味関心をひいたのが要因のひとつ。
理由を作ることでライブ配信の視聴者を増やし、結果的に自社サイトやオンラインショップへのアクセス数増加に成功しました。
その場でプレゼントが当たるようにしたのも、アンサーファーストの傾向が強い現代にマッチした手法といえるでしょう。
事例分析4:明治の広告キャンペーン|認知拡大・ブランディング
代表商品である「きのこの山」「たけのこの里」をテーマにしたSNS広告キャンペーンで、認知拡大とブランド力の向上に成功した事例です。
広告キャンペーンの手法を分析
どちらが好きかをユーザーに問う「きのこたけのこ国民大調査」は、有名なキャンペーンです。
キャンペーン終了後も「お返しキャンペーン」と題して、参加者に返礼品を贈るプレゼント企画を実施。
多くのユーザーが参加する結果となり、大幅な認知拡大とブランディングにつながりました。
明治は他にも「サステナブルな取り組み」に関する広告キャンペーンで成果を上げた事例があります。
SNSのアカウントフォローと対象投稿へのいいねかリポストで、自社商品とオリジナル景品のセットをプレゼントする企画です。
認知拡大に加え、ブランドのイメージアップに成功しました。
成功した要因を分析
ユーザーの間で話題になっていたテーマを広告キャンペーンに利用したことで、高いエンゲージメントを獲得しました。
対象商品自体がロングセラーであることも影響し、大きな成果を上げています。
47都道府県別の結果をランキング化したり、公式サイト上で結果の詳細を発表したりすることで、ユーザーにより参加意識を持たせた点も成功の要因です。
事例分析5:資生堂の広告キャンペーン|認知拡大・顧客接点の強化
SNS広告キャンペーンを活用し、大幅な認知拡大と顧客接点の強化に成功した事例です。
広告キャンペーンの手法を分析
近年、猫の日として注目される2月22日に合わせ、プレゼントキャンペーンを実施。
資生堂のアカウントをフォローしてから以下の条件を満たすことで、メイクセットが抽選で当たるという企画です。
- 「#スーパー猫の日」のハッシュタグで対象の投稿をリツイート
- 資生堂の美容部員がSNS上で紹介する「猫メイク」をリツイート
2つのリツイートによる拡散効果で、多くの認知獲得に成功しています。
LINE上でキャンペーンに参加できるサービス「LINEで応募」を活用し、商品サンプリングも実施。
応募時のアンケートなどで得たデータをメッセージ配信に取り入れることで、従来よりもメール開封率を約10%高めました。
成功した要因を分析
トレンドに入りそうなキーワードをハッシュタグに利用したことで、自社のアカウントをフォローしていない潜在層へリーチできた点が要因のひとつ。
従来のマスメディア広告にWEB広告キャンペーンを組み合わせ、SNSタグ検索が主流の若年層へのアプローチにも成功しています。
化粧品会社らしくメイク方法を拡散させることで、ブランディングを確立させた手法も見逃せません。
また、LINE応募で得た顧客情報をメール配信に取り入れ、より適切にパーソナライズ化した点も成果につながった要因です。
メール開封率を向上させ、顧客との接点を強化しました。
事例分析6:ニトリの広告キャンペーン|実店舗への来店数増加
ディスプレイキャンペーン(Googleディスプレイ広告)の自動化で、来店数増加に成功した事例です。
広告キャンペーンの手法を分析
機械学習による自動入札機能を導入し、大量データをリアルタイムかつ精度高く分析できるようにしました。
結果的に手動運用とほぼ同じ予算で、広告経由の来店者数を36%増加させています。
自動化することで、高精度な分析だけでなくデータの収集や分析などの工数削減も実現しました。
成功した要因を分析
自動入札機能の導入で目標の来店コンバージョン単価を達成できるようになり、広告キャンペーンの費用対効果が向上したことが大きな要因です。
広告キャンペーンの効果検証や分析に注力した点も、成果につながっています。
「来店コンバージョン」システムを活用し、広告クリックが来店に結び付いているかを正確に計測。
キャンペーンやキーワードごとの来店効果を分析し、広告の最適化に活かしています。
事例分析7:メルカリの広告キャンペーン|認知拡大・コンバージョン増加
さまざまな広告キャンペーンを活用し、認知拡大やコンバージョン増加に成功した事例です。
広告キャンペーンの手法を分析
SNS広告キャンペーンにて、応募後のリプライですぐに当選結果がわかる「インスタントウィン」手法を用いました。
ユーザーの参加意欲を高めることで拡散が促進され、認知拡大と利用者の増加につながっています。
WEB広告キャンペーン(リスティング広告・動画広告)ではアプリの利用シーンについて訴求し、動画でアプリの操作方法や利用者の声を紹介しました。
潜在層の興味関心をひくことに成功しています。
また、広告配信のタイミングを、ユーザー行動の分析結果をもとに最適化。
アプリのダウンロード数が3倍、新規ユーザーのエンゲージメント率が20%向上しました。
ショッピングキャンペーン(Googleショッピング)では、自然検索や広告からの流入をWEBサイトに集めてからアプリへ誘導しています。
流入が増加し、コンバージョン(アプリのダウンロード)アップにつながりました。
成功した要因を分析
各キャンペーンの遷移先であるWEBサイトを作り込むことで、新規ユーザーの獲得からブランディングまでを可能にした点が成功の要因です。
どのWEBページからアプリがダウンロードされたかを計測・分析し、結果をもとにWEBサイトをブラッシュアップしています。
商品を検索しにきたユーザーをスムーズにWEBサイトへ誘導するため、ページ表示にこだわった点にも注目です。
ページ表示を高速化させる「AMP」を導入し、自然検索の流入数を45%・セッション数を30%増加させました。
事例分析8:トンボ鉛筆の広告キャンペーン|販売促進・ブランディング
SNS広告キャンペーンを多用し、販売促進やブランディングに成功した事例です。
広告キャンペーンの手法を分析
2つのキャンペーンで販売促進に成功。
- 「MONOシリーズ」に関する動画をシェアしてオリジナルの景品が当たる
- トンボ文具を使って描いたイラストを投稿して製品が当たる
投稿したイラストが人気アーティストの新曲ジャケットに採用される特典を付け、話題性を高めました。
また、個人ユーザーだけでなく、販売店である文具店を対象とした「MONOシリーズ陳列コンテスト」で、消しゴム以外の製品の認知も広げています。
受験生を対象に、マークシート試験用の鉛筆が当たるキャンペーンも実施。
「受験生の味方」というブランドイメージの構築につながっています。
成功した要因を分析
自社製品を使用した参加企画に注力することで、製品を認知させるだけでなく使用体験やレビューを集めた点が効果的でした。
顧客の製品に対する理解度を深めたり、収集したデータを分析して製品の改善に活かしたりできるからです。
受験生と文房具という「切っても切れない関係性」を前面に押し出し、ブランドの第一想起を獲得した点も成功の大きな要因です。
事例分析9:サムスンの広告キャンペーン|認知拡大・顧客のファン化
SNS広告キャンペーンや動画広告キャンペーンで、認知拡大や顧客のファン化に成功した事例です。
広告キャンペーンの手法を分析
主力商品である「Galaxy」を使った「Instagramフォトコンテスト」を実施。
Galaxyで撮影した写真を投稿してもらい、優秀作品には関連する景品をプレゼントするキャンペーンです。
ハッシュタグに「Galaxyカメラ部」と付けてもらうことで、所属意識が高まりファン化につながりました。
旧Twitterでショートムービーの最後で新製品の発売を匂わし、自社サイトへの流入を促しています。
SNS上でも話題になり、結果的に大幅に認知を広げました。
動画広告キャンペーンでは、新製品の情報を検索しにきたユーザーをターゲティング。
特別な動画広告を視聴したユーザーに、新発売のスマホをプレゼントする企画を実施しました。
レア感を出すことで「損したくない」という気持ちを刺激しています。
成功した要因を分析
ユーザー参加型キャンペーンの題材をGalaxyカメラにすることで、スマホ購入を決めているユーザーの購買意欲や乗り換え意欲を促進させています。
所属意識を持たせた点も大きく、実際にキャンペーン終了後も写真は投稿され続けました。
ファン化が進んだタイミングで断片的な情報を流し、一気に話題性を高めた手法も成功の要因。
スマホプレゼントという大胆な企画では、プレゼント動画に辿りつくためのプロセスを自発的に行動させることで以下の効果を得ました。
- 発売前の製品にも興味を持たせられた
- 広告に嫌悪感を抱くユーザーにも製品の魅力が伝わった
広告キャンペーンの結果を分析する際の注意点
もっとも注意すべきなのは「分析結果と個人の解釈を混同しない」こと。
本来は分析で得た事実をもとに改善するところを、個人の解釈が混ざることで自社に都合のよい分析結果を信じる傾向があります。
収集したデータにもとづき、客観的な視点で分析しましょう。
正確な分析には「データを根拠にした考え方(データドリブン)」が欠かせません。
データドリブンについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
データドリブンマーケティング入門【データを活用した戦略の立て方】
広告キャンペーン結果を分析する際のポイント
具体的な対策方法は、以下のとおり。
- 時系列に沿って分析する
- 比較分析は同じデータで行う
- 個人の解釈は仮説として扱う
客観的な視点で分析するには、一定期間分の広告キャンペーン結果を集めることが重要です。
2カ月分のデータでは偏った見方になりがちでも、半年〜1年分を時系列で見れば平均値や中央値をもとに判断できます。
比較は同じ条件で行うのが、データ分析の鉄則です。
媒体やターゲットを同一条件にしたうえで、各指標を比較分析しましょう。
個人の解釈も仮説として考えれば、次の施策のヒントになり得ます。
仮説をもとに広告キャンペーンを改善し、実施後は再びデータを集め仮説と照らし合わせます。
広告キャンペーンの成果が上がらない場合は外注も検討しよう
広告キャンペーン運用は、知識や経験が豊富なほど成果が出やすいもの。
自社のノウハウやリソースがない場合は、デジタル広告運用に強い代理店へ依頼するのも方法の一つです。
広告代理店を選ぶポイントは、主に以下の3つ。
- 広告運用の実績
- 必要な予算
- 得意領域
自社の事業と外注先の得意領域がマッチしているほうが、より効果が出やすくなります。
実績や予算感は、外注先のホームページなどを参考に判断しましょう。
おすすめの広告代理店を知りたい人は、こちらのサイトをどうぞ。
さまざまな分野ごとに、9〜13社ほど紹介しています。
ADMA|広告代理店ページ
広告キャンペーンの成功事例を分析・活用して業績を上げよう
広告キャンペーンを行う最終目的は、自社製品・サービスを購入してもらうことです。
そのためには自社製品を認知してもらい、興味関心を持ってもらう必要があります。
広告キャンペーンは、認知拡大や販売促進などに効果的。
本記事で紹介した9つの事例と分析結果を活用することで、自社の広告キャンペーンでも大きな成果が期待できるでしょう。