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広告のCTR(クリック率)ってどのくらいあれば良いの?業種・媒体別のCTRを一挙ご紹介!

広告のCTR(クリック率)ってどのくらいあれば良いの?業種・媒体別のCTRを一挙ご紹介!

今では、Facebook広告やYahoo広告、Google広告など沢山の広告出稿方法があります。

みなさんも広告運用をする中で、どの広告が最も適しているのかわからない…業界別のクリック率が知りたいなんて思ったことはありませんか?

今回は、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告の業界別の平均CTR(クリック率)とCTRアップの秘訣について一挙解説させていただきたいと思います。

Google広告

リスティング広告とは?

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に連動して表示される広告のことです。
ある特定のキーワードに対して広告を表示させることができ、そのキーワードをユーザーが検索している関心が高いときに広告が表示されるため、顕在層を刈り取れるだけでなくコンバージョン率が高くなりやすいのが特徴です。

リスティング広告のCTRは?

リスティング広告を出稿する上で、平均のクリック率も把握しておきたい所です。
下記の表は、米国企業WEBFX社が調査した2019年の業界別のリスティング広告の平均CTRです。
参考URL:https://www.webfx.com/blog/marketing/whats-good-click-rate-ctr-industry/

業界リスティング広告/CTR
製造4.41%
自動車4%
B2B2.41%
消費者サービス2.41%
デート&パーソナルズ6.05%
eコマース2.69%
教育3.73%
雇用サービス2.42%
金融と保険2.91%
健康と医療3.27%
家庭用品2.44%
産業サービス2.61%
法的2.93%
不動産3.71%
テクノロジー2.09%
旅行とホスピタリティ4.68%
平均クリック率3.17%

16の業界別で最もクリック率が高い業界は「デートなどのマッチング」で、最も低いクリック率の業界は「テクノロジー」ということがわかります。
業種によって平均的なクリック率は異なるので、業界水準を把握した上で、クリック率の評価を行う事が重要です。

リスティング広告のCTRを改善するには?

もちろん表示されることがまず第一歩ですが、リスティング広告はディスプレイなどと異なり、短いテキストだけで伝わる内容も限定的であり、クリックしてサイトに訪問してもらえなければ、サービスの認知度、理解度も高まりません。
そのためリスティング広告において、CTRは特に重要な指標です。

リスティング広告は配信に際し、バナーも必要なく、導入するまでは比較的簡単ですが、CTRを上げ、高い流入効率の配信を行うためには、改善のためのポイントを押さえておく必要があります。
下記にリスティング広告のCTRの改善ポイントを4点紹介します。

商材に適したキーワードを設定する

商材と関連性の低いキーワードを広告に設定しても、ユーザーの検索意図と表示される広告がマッチしないため、クリックされる見込みは低いです。

商材のニーズやユーザーの検索意図をとらえ、検索するときにどのようなキーワードを用いるかを想像し、最適なキーワードを設定しましょう。

適切なキーワードが思い浮かばない場合には、Google広告のキーワードプランナーや、ラッコキーワードOMUSUBIなどのツールを活用するのもおすすめです。

適切なターゲットを設定する

例えば、リスティング広告でヒゲ脱毛の広告を女性に対して配信しても、クリックされる見込みはかなり低いですよね?
キーワード同様、商材に対して適切なターゲットを設定しなければ、CTRを上げる事は出来ません。

リスティング広告のターゲティング設定では年齢・性別などの基本属性以外にも、性別年齢世帯収入といったデモグラフィックデータに加え、ユーザーの興味関心などさまざまな条件を細かく指定できます。
もし、商材のターゲット層が限定的に絞られる場合は、リスティング広告のターゲティング設定も細かく設定しても良いでしょう。
一方でターゲット設定を細かくしすぎると、配信量が減り、Google広告の機械学習が促進されず、効果改善も期待出来ません。
商材によって適切なターゲット設定を行う事が重要です。

広告文を変更する

Web広告全般において、ターゲティングや配信面にかなり焦点が置かれる事が多く、さらに導入や設定変更のハードルも低いため、高速なPDCAが求められ、クリエイティブ、広告文に力を入れる余裕がなくなってしまう事態もしばしば発生します。

ですが、本来広告において、ユーザーにどんなメッセージを届ければ商材への興味を引く事が出来るのか、それを考える事は核となる部分です。

とはいえ、リスティング広告においては、プロのコピーライターのような独創性や、キレのある文章であるかどうかが重要な訳ではありません。

・見出しには検索キーワードを含める。
キャンペーン期間初回限定プレゼント特典などの記述を加える。
価格即日配送、など強みとなる訴求を端的に伝える。

上記のような点を抑え、キャッチのある広告文を作成し、CTRの改善に繋げましょう。

入札単価を上げ、より上位へ表示させる

当然ではありますが、検索面の上部の広告の方が、下部に表示されている広告よりはクリックされやすいです。
リスティング広告の表示位置は、入札単価だけで決まるわけではありませんが、入札単価を上げる事により上位に表示させ、CTR改善を狙う、というのも効果は見込めます。
目標となるCPAから逆算し、適切な入札単価を調整するようにしましょう。

広告表示オプションを追加する

そもそもリスティング広告の見出しには半角30文字までの文字数制限があり、そこに載せたい情報を全て載せるのは難しいですよね?

そこでリスティング広告には、広告表示オプションというオプションのフォーマットが用意されています。
広告表示オプションを追加する事により、住所電話番号サイト内のリンクなどの情報を伝達できるとともに、広告表示オプションが表示されれば、配信面も増え、クリックされる確率も上がります。

広告表示オプションは見出しや説明文と違い、作成しなくても配信は可能ですが、無料で追加でき、競合他社も設定している場合が多いので、可能な限り設定しておくようにしましょう。

ディスプレイ広告とは?


ディスプレイ広告とは、webサイトやアプリ上の広告枠に表示される画像、動画広告やテキスト広告のことを指します。
WEBサイトで特定の検索をかけている時 バナーで表示されることが多く、「バナー広告」と呼ばれることもあります。

ディスプレイ広告のCTRは?

下記の表は、米国企業WEBFX社が調査した2019年の業界別のディスプレイ広告の平均CTRです。
参考URL:https://www.webfx.com/blog/marketing/whats-good-click-rate-ctr-industry/

業界ディスプレイ広告/CTR
製造0.59%
自動車0.60%
B2B0.46%
消費者サービス0.51%
デート&パーソナルズ0.72%
eコマース0.51%
教育0.53%
雇用サービス0.59%
金融と保険0.52%
健康と医療0.59%
家庭用品0.49%
産業サービス0.50%
法的0.59%
不動産1.08%
テクノロジー0.39%
旅行とホスピタリティ0.47%
平均クリック率0.57%

ディスプレイ広告は、リスティング広告とは違い潜在層にアプローチをかける広告手法なのでクリック率がリスティング広告と比べればあまり高いとは言えません。

ただ、リスティングで最もクリック率が少ない「テクノロジー」がディスプレイ広告では最もクリックされる業界になっています。

「目新しいモノ」「かっこいいモノ」そうした商品が動画や画像などで表示されるとクリック率が高いことがわかります。

革命的な商品を開発した企業であれば、こちらのディスプレイ広告使った配信を行うことで高パフォーマンスを望めるかもしれません。

SNS広告

Facebook広告とは?


Facebook広告とは、Facebook(現:meta)の「フィード面」や「ストーリーズ」などに広告を配信するSNS広告です。2012年頃にFacebookが買収をしたInstagramにも、Facebook広告の管理画面から広告配信をすることができます。

Instagram 広告とは?

Instagram広告は、上述で少し触れましたがFacebook社が運営するSNSであるInstagram内に写真や動画形式で広告を配信することができるSNS広告です。

フォローしているユーザーの投稿に混じるような形式で広告が表示されるので 、自然に広告を見てもらえるような仕様になっています。

Facebook広告とInstagram広告のCTRは?

業界ディスプレイ広告/CTR
衣服1.24%
自動0.80%
B2B0.78%
美しさ1.16%
教育0.62%
雇用と職業訓練0.73%
金融と保険0.47%
フィットネス0.56%
家の修繕1.01%
健康管理0.70%
家庭用品0.83%
産業サービス0.71%
法的1.61%
不動産0.99%
小売1.59%
テクノロジー1.04%
旅行とホスピタリティ0.90%
平均クリック率0.93%

Facebookで最もクリック率が高い業界は、「法律関連」が最もクリック率高い結果となっています。

次に広告のクリック率が高い業界は、小売(1.59%)、アパレル(1.24%)、美容(1.16%)、フィットネス(1.01%)です。
これらの業界は、広告にモデルや高品質の画像を使用されることが多いため、視覚性に特化したプラットフォームであるFacebookやInstagramといった広告は高パフォーマンスを獲得できていると考える

Twitter広告とは?

Twitter広告は、Twitter内のタイムラインや検索結果に広告を配信することができるSNS広告です。ユーザーの興味・関心、ツイートや検索に用いるキーワードなど、多彩なターゲティングで広告を配信することができます

Twitter広告のCTRは?

Twitter広告で最も数値の高い業界が「メディア」や「スポーツ」関連だということがわかります。
Twitterの特徴は、リアルタイムで情報を獲得できることですので、そこに関連したメディアが親和性が高い広告出稿と言えると考えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

こちらの指標をみていただき、広告出稿が実は間違っていたと感じる方やこれから広告出稿を行う方はぜひ参考にしていただければと思います。

今後こうした役立つ情報を引き続きアップしていきますのでぜひ他のWEBマーケティングに関するコンテンツもみてみてください!

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