Instagram広告の費用は?相場・課金体系をご紹介

Instagram(インスタグラム)は全世界で月間約10億人、日本で月間約3,300万人が利用するSNSです。

2017年に「インスタ映え」が流行語になったように、視覚的におしゃれなコンテンツが豊富で、「インスタグラマー」と呼ばれるInstagram内で人気になる人もいます。

Google/Yahooのリスティング広告やディスプレイ広告以外に、SNS広告を出稿してサービスの認知やCV獲得を狙う企業も多く、そのSNS広告の1つとしてInstagram広告は外せない広告メニューです。

今回はそんなInstagram広告を始めようという方に向けて、費用の相場や課金体系についてご紹介します。

目次

Instagram広告の費用相場

 

Instagram広告を始めるとして、いくらくらいの予算を見積もって用意しておけばよいのでしょうか。

費用相場は、今回始める広告が「認知」目的か「CV」目的かによって異なります。
より多くのユーザーに自社製品・サービスをまずは知ってもらうのが「認知」目的、製品サービスの購買や来店、資料請求など具体的なユーザーのアクションを獲得することが「CV」目的です。

認知目的の場合

認知目的の場合、Instagram広告の費用相場は最低でも月額数十万円、理想は数百万円程度になります。

認知目的の場合、「ターゲット層の何%が自社製品を認知しているか」を成果のポイントとして見ていくことになるため、ターゲット層の広くに、複数回広告を露出する必要があります。

そのため、必然的に費用もそれなりの金額が必要で、月数万円程度の予算では認知率では大きな影響を出すことは難しいでしょう。

CV獲得目的

一方CV獲得目的においては、何件のCV(購買・来店予約・資料請求など)獲得を目標とするかによって費用相場は異なります。
月間数件〜10件程度のCV獲得を目標とするのであれば、月数万円でも予算としては足りることでしょう。

最低出稿金額は日予算100円からなので、月予算3,000円ほどあれば出稿自体は可能です。

ただし、日予算が少ないほど当然露出量は少なく、その分Instagram広告の強みである高い機械学習精度が上手く作用せず広告効果も伸び悩むことにはなります。

Instagram広告の課金体系

Instagram広告は出稿する際のキャンペーン設定で、目的を以下の中から選びます。

ここで何を選ぶかによって、課金体が異なります。以下表にそれぞれの特徴と課金体系をまとめます。

キャンペーンの目的 特徴 課金体系
認知 ブランドの認知度アップ ブランド・サービスを記憶してくれる可能性の高いユーザーに露出 CPM
リーチ 設定したオーディエンスに対してできるだけ多く低単価で露出 CPM
検討 トラフィック Webサイト、LP、アプリのクリックをしてくれる可能性の高いユーザーに露出 CPM/CPC
エンゲージメント 投稿へのエンゲージメント(いいねやシェア)してくれる可能性の高いユーザーに露出 CPM/CPC
アプリのインストール App StoreやGoogle Play Storeへ誘導しアプリインストールを促す CPM/CPI
動画の再生数アップ 動画を継続視聴する可能性の高いユーザーに露出 CPM/ThruPlay
リード獲得 資料DLや会員登録を促し、リード情報を獲得 CPM
メッセージ メッセンジャーへ誘導し1:1のコミュニケーションへ促す CPM
コンバージョン コンバージョン 商品購入などのアクションを起こしてもらうよう誘導 CPM
カタログ販売 アップロードした製品カタログを表示 CPM/CPC
来店数の増加 実店舗への来店とそこでの商品購入を促進 CPM

 

4種類の課金体系

表にまとめたように、Instagram広告の課金体系は4種類あります。その特徴は以下の通りです。

・CPM:広告のインプレッション数に応じて料金が発生(1リーチ1円以内が目安)
・CPC:広告のクリック数に応じて料金が発生(1クリック100円以内が目安)
・CPI:広告からのアプリインストール数に応じて料金が発生(1インストール150円以内が目安)
・ThruPlay:動画再生時間に応じて料金が発生(1再生7円以内が目安)

費用はオークション形式で決まる

実際のCPMなどがいくらになるかは基本的にオークション形式で決まります。

なので常に変動的になるものです(もちろん設定した日予算以上は使われません)。

公式によると、オークションの勝者は3つの要素から判断されます。

・入札単価(設定した入札単価)
・推定アクション率(ターゲットがその広告を見てどれくらいの割合でアクションをする可能性があるか)
・広告品質(広告を見た人や非表示にした人からのフィードバックなど)

広告のクリック率等が低く、品質も低いと判断されると、単価を上げなければ広告が露出されなくなってしまいます。広告予算を低予算におさえ、幅広い層にリーチさせるためには、ユーザーが興味を持ってアクションしてくれるような広告クリエイティブを作ることも必要です。

Instagram広告を外注する場合

Instagram広告の運用は、リスティング広告などに比べると比較的シンプルで、そこまで高い専門性を必要とするわけではないため、初心者でも始めやすいのが特徴です。

とはいえ、PDCAを回して効率を上げていくためには一定のスキルや時間が必要となるため、あまり時間をかけたくない場合は代理店に運用を外注するのも良いでしょう。

代理店に外注する場合は運用費の相場が20%

広告代理店の運用フィーは、その月に運用した広告費の20%に設定されるケースが多いです。
もちろん代理店によっても異なりますし、この20%のフィーに含まれるサービス内容が微妙に異なったりしますので、詳細は各代理店に確認しましょう。

20%の場合、月100万円の予算を運用する場合は20万円が代理店に支払う費用という形になり、合計した予算は120万円必要です。

120万円を自分で運用した時と、代理店に発注して100万円運用した時どちらが成果が出るのか、をベースに考えると良いでしょう。

インスタグラマーへの発信依頼はフォロワーあたり5円程度が目安

また、直接運用する広告とは異なりますが、Instagramへのサービス露出をする方法としては、Instagram広告以外に、インスタグラマーにサービスや製品を紹介してもらう方法もあります。

この場合の相場は1フォロワーあたり3〜6円程度です。
広告の1リーチの相場が1円以内だったので、広告に比べるとインスタグラマーへの依頼は多少割高ではあります。

しかし、広告として表示されるよりもユーザーの注目度が高かったり、サービスにフィットしたインスタグラマーを選べばブランドイメージの向上にもつながります。

Instagramを活用する際は候補の1つに入れておくと良いでしょう。

まとめ

以上、Instagram広告の費用や課金体系についてまとめました。

認知目的の場合は最低でも月数十万は必要ですが、CV獲得目的の場合は月数万程度から始められます。

また、リスティング広告ほど高度な運用技術を必要とせず、気軽に始められるのもInstagram広告の良さです。

あまり時間がない時は外注するのも1つの手ですが、ひとまず低予算で始めてみたい!という方はぜひ本記事を参考に出稿をご検討ください。

 

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