じゃらんのゲストは国内のファミリー・レジャー客が中心。だから掲載情報も、国内客が旅行で重視する情報とプランを、じゃらんの仕組みに沿って整えることが鍵です。
EP01の通り、じゃらんは国内最大級。この回は、国内旅行者に“ここに泊まりたい”と思わせるページの作り方を、掲載順位の仕組みとあわせて解説します。
じゃらんのページ作りは、海外OTAとは少し発想を変える必要があります。客層が国内のレジャー・ファミリー客中心で、しかも“プラン”という独自の仕組みがあるからです。単に施設情報を載せるだけでなく、じゃらんの掲載順位のルールと、国内客が求めるプランを意識する——この視点が、じゃらんで選ばれる第一歩になります。
掲載順位の仕組みを理解する
じゃらんは掲載順位が売上をほぼ左右します。順位は主に、口コミ評価(点数・件数)・売上貢献・宿ログのPV・プランや写真の充実度などで決まります。じゃらんは上位表示のポイントを公開しているので、それに沿って着実に整えます。
口コミ評価が最重要。プラン・写真・特集・宿ログを底上げする。
掲載順位の仕組みを、もう少し具体的に見ましょう。じゃらんは「プラットフォーム全体の利益に貢献している施設を優遇する」という考え方で、売上(客単価×予約数)が大きい施設ほど上位に出やすい。だから、単に安くするのではなく、客単価の高いプランや連泊プランで売上を伸ばすことが、順位向上の好循環を生みます。
口コミ評価は、掲載順位の最重要要素の一つです。過去1年間の口コミの点数と件数が順位に影響するため、高評価を継続的に積むことが上位表示に直結します。清掃の徹底、丁寧な接客、料理の質——宿泊体験そのものの価値を高める地道な努力が、そのまま順位となって返ってくる。レビュー運用の詳細はEP04で扱います。
プランを作り込む
じゃらんの強みはプランの自由度。国内客は「食事付き」「素泊まり」「連泊」「記念日」など、目的に合ったプランを探します。部屋タイプ×食事×目的でプランを複数用意すると、検索にヒットする入口が増え、予約機会が広がります。
プランは“商品の見せ方”そのものです。同じ部屋でも、「素泊まり」「1泊2食付き」「記念日ケーキ付き」などプランを分ければ、それぞれ別の検索ニーズに引っかかる。国内客は目的が明確なことが多いので、目的別にプランを用意するほど、予約の入口が増えます。プラン名も、魅力が一目で伝わる言葉を選びましょう。
部屋タイプと定員は、正確に登録します。国内のファミリー・グループ客は「何人で泊まれるか」「布団は何組か」を重視するため、ここが曖昧だと予約につながりません。和室なら定員と布団数、洋室ならベッド構成を明記し、家族構成に合う部屋がすぐ分かるようにしておくと、予約の決断を後押しできます。
写真で“ここに泊まりたい”を作る
写真は、国内レジャー客には特に“食事”が効きます。旅館・ホテルを選ぶ国内客にとって、食事は旅の大きな楽しみ。料理の写真を美味しそうに、品数や地元食材が伝わるように撮ると、予約の決め手になります。客室・温泉・眺望とあわせて、20枚以上でしっかり見せましょう。
特集への参加は、露出を増やす最も手軽な方法の一つです。「紅葉露天風呂特集」「ペットと泊まれる宿」「カップルにおすすめ」など、自施設の強みに合う特集に参加すれば、その特集を見ている“目的の明確な国内客”に直接リーチできる。年間の特集スケジュールを把握し、該当するものには積極的にエントリーしましょう。
特集と宿ログを活用する
じゃらんには季節・テーマの特集(夏休み・紅葉露天風呂・ペットと泊まれる宿・カップル向けなど)が年間を通じて多数あります。該当する特集に参加すると、露出が一気に増える。さらに宿ログ(施設のブログ機能)はPVが掲載順位に影響するため、季節の見どころや周辺情報を継続的に発信します。
宿ログ(施設のブログ機能)は、地味ですが順位対策として有効です。宿ログのPV数が掲載順位に影響するため、季節の見どころ、周辺の観光情報、宿のこだわりなどを継続的に発信する。手間はかかりますが、コストゼロで露出を高められる数少ない手段なので、余力があれば積極的に活用しましょう。
期待値調整も大切です。国内客も口コミで実態を厳しくチェックするため、写真や説明を盛ると「写真と違う」という不満につながります。誇張せず、実物が少し上回るくらいの誠実な見せ方が、結果的に高い口コミ評価を呼び、それが掲載順位の向上にもつながる——この好循環を意識しましょう。
温泉があるなら、それは最大の訴求ポイントです。泉質、露天の有無、貸切風呂、大浴場の利用時間などを具体的に。国内のレジャー客にとって温泉は宿選びの決定打になることが多く、写真と説明でしっかり伝えると予約率が上がります。
口コミへの返信も、掲載順位と印象の両面で効きます。投稿された口コミに丁寧に返信する施設は、ユーザーに“誠実な宿”という印象を与える。返信の積み重ねが、次の予約者の安心につながります。
国内客が重視する情報
国内のレジャー客は、食事・温泉・周辺観光・アクセスを重視します。「この宿で何が食べられるか」「近くに何があるか」を具体的に。車利用も多いので、駐車場の有無は明確にします。
じゃらんのページ作りは、“掲載順位の仕組み”を味方につけることが核心です。口コミ・売上・プラン・宿ログを地道に積み上げ、国内客が求める食事や周辺情報を丁寧に見せる。この積み重ねが、上位表示という最大の集客につながります。
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| 論点 | 結論 |
|---|---|
| 順位 | 口コミ・売上・宿ログ・プラン充実で決まる |
| プラン | 食事×部屋×目的で複数用意し入口を増やす |
| 写真 | 客室・食事・周辺を網羅・1枚目で勝負 |
| 特集 | 季節・テーマ特集に参加して露出増 |
| 国内客 | 食事・温泉・観光・駐車場を具体的に |
「じゃらんで選ばれるページ」への改善はKYAKUDENが診断します。次回EP03では、ポイント・クーポンを踏まえた料金設計に進みます。
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