Expedia収益マスター講座

【ページ】Expediaで選ばれる掲載情報の作り方

Expediaはホテルと同じ土俵で比較される媒体です。だから掲載情報も、ホテルに見劣りしない作り込みが必要。特に写真の多彩さが、選ばれるかどうかを分けます。

EP01の通り、Expediaは総合旅行マーケット。この回は、パッケージ客・周遊客に選ばれるページの作り方を解説します。

〜 目次 〜

  1. 写真で差をつける
  2. 施設情報・設備を正確に網羅
  3. 立地・アクセスを周遊客目線で
  4. 多言語・インバウンド対応
  5. 料金プランを整える
  6. まとめ

ページ作りの基本姿勢は、“ホテルと並んでも選ばれる”です。Expediaの検索結果には、近隣のホテルや旅館がずらりと並びます。その中で民泊・小規模施設が選ばれるには、写真・情報・価格のどれかで明確に勝つ必要がある。中でも最も差をつけやすいのが写真です。

写真で差をつける

Expediaで成果を出した施設の事例では、「違う視点・多彩なアングルの写真」を加えたことで全部屋タイプの予約が入るようになった、という報告があります。ホテルと並ぶ媒体だからこそ、写真の質と多彩さが効きます。

FIG.1 — Expediaで効く掲載情報の優先度(例)
写真(多彩なアングル)差がつく施設・設備情報正確に網羅立地・アクセス周遊客が重視多言語(英語)インバウンド必須料金プランの整備会員/パッケージ

多彩なアングルの写真が差を生む。施設情報・立地・多言語を底上げ。

多彩なアングル:部屋・水回り・共用部に加え、眺望や周辺も
20枚以上:全部屋タイプを網羅し、選択肢を見せる
1枚目で勝負:検索一覧で目を引く明るい引きの1枚
実物と一致:周遊客はレビューをよく見る(EP05)

写真の枚数と順番にもこだわります。検索一覧で最初に見られるのはサムネ(1枚目)。ここで目を引けるかが、クリック率を大きく左右します。その後は、建物→ロビー/共用部→各部屋タイプ→水回り→眺望→周辺、という“見学する順”で並べると、滞在のイメージが伝わりやすくなります。生活感のある私物は片付け、明るく撮影を。

実際、Expediaの公式事例でも「異なる視点からの展望写真を加えたら全部屋タイプで予約が入るようになった」という成功談が紹介されています。同じ部屋でも、撮るアングルや時間帯を変えるだけで印象は大きく変わる。“この施設で過ごす時間”が想像できる写真を、手間を惜しまず揃えることが、予約数に直結します。

写真は、可能ならプロの撮影を検討する価値があります。ホテルと並ぶ媒体では、写真のクオリティがそのまま“施設の格”として伝わるからです。広角で空間の広さを、自然光で清潔感を。撮影に投じた費用は、予約率の向上で十分に回収できることが多いです。

施設情報・設備を正確に網羅

設備情報は各媒体のフィルタ検索に直結します。実在するのに未登録だと、その条件で探すゲストに届きません。ホテル基準で比較されるので、定員・部屋タイプ・広さも正確に登録します。

設備を網羅:Wi-Fi・空調・キッチン・駐車場などを正確に
部屋タイプを整理:複数タイプは漏れなく登録(予約機会が増える)
チェックイン情報:時間・鍵の受け渡しを明確に

部屋タイプの整理も、Expediaでは特に重要です。ホテルのように複数の部屋タイプ・料金プランを扱える媒体なので、タイプを漏れなく登録するほど、検索にヒットする機会が増えます。「スタンダード」「眺望付き」「素泊まり」「朝食付き」など、選択肢を見せることで、幅広い予算・ニーズのゲストを取り込めます。

期待値調整も忘れずに。Expediaのゲストはホテル基準で見るため、「写真と違う」「説明と違う」に厳しい。誇張のない正確な情報発信が、結果的にレビュー(EP05)での高評価につながります。盛って予約を取っても、現地でのギャップが低評価として跳ね返り、長期的には損をします。

立地・アクセスを周遊客目線で

Expediaの客層は周遊・パッケージ利用が多いのが特徴。「次の目的地への移動」「空港・駅からのアクセス」を重視します。最寄り駅・空港からの行き方、主要観光地までの距離を具体的に書くと、周遊ルートに組み込まれやすくなります。

周遊客は“点”ではなく“線”で旅をします。「ここに泊まって、翌日は次の街へ」という動きが多いので、アクセス情報の具体性が予約を左右します。最寄り駅・空港からの行き方、主要観光地や次の目的地への移動手段・所要時間を書いておくと、旅程に組み込まれやすくなります。

複数の部屋タイプを持つ施設は、それぞれを“別の商品”として丁寧に作り込みます。タイプごとに写真・説明・料金を整えれば、Expediaの検索でヒットする入口が増え、結果的に予約の総数が伸びる。1つのタイプしか登録していない施設は、それだけで機会を逃しているかもしれません。

チェックイン体験の案内も、ページや事前メッセージで丁寧に。無人チェックインなら、鍵の受け取りから設備の使い方までを写真付きで示しておくと、海外客でも迷いません。スムーズなチェックインは、それ自体がレビューの評価対象になります。

多言語・インバウンド対応

Expediaは世界中のゲストが使う媒体です。英語の説明・設備名・ハウスルールは必須。多通貨・多言語に対応した媒体なので、英語情報を整えるだけで、欧米・周遊客の取りこぼしが大きく減ります。

Expediaは多言語・多通貨に対応した媒体です。英語をベースに、可能なら主要言語の情報も整えると、世界中のゲストの取りこぼしが減ります。設備名やハウスルールは、翻訳の誤解が起きないよう簡潔・明確に。言葉が通じなくても使い方が分かるよう、写真やアイコンで補足するのも有効です。

設備の網羅は、フィルタ検索での取りこぼしを防ぐ意味でも重要です。「Wi-Fiあり」「駐車場あり」「禁煙」などで絞り込むゲストに、実際にはあるのに未登録だと表示されません。ある設備は必ず登録する——それだけで、出会えるゲストの母数が増えます。

料金プランを整える

Expediaは会員価格やパッケージなど複数の料金プランを扱えます。標準プランに加え、後述の会員限定プラン(EP03)を整えておくと、優良客への露出が広がります。

Expediaのページ作りは、“ホテルと並んでも選ばれる”が基準です。多彩な写真、正確な情報、周遊客目線のアクセス、多言語対応——この基本を丁寧に積み上げることが、客単価の高いゲストに選ばれる近道です。

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まとめ

論点結論
写真多彩なアングルで差をつける・全部屋網羅
設備正確に網羅してフィルタに乗せる
立地周遊・パッケージ客目線でアクセスを明示
言語英語・多言語でインバウンドを取り切る
プラン会員/パッケージ向けプランも整える

「Expediaで選ばれるページ」への改善はKYAKUDENが診断します。次回EP03では、高めの手数料を踏まえた料金設計に進みます。

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