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TikTok広告を始める方必見!特徴・種類・成功のポイント解説

TikTok広告を始める方必見!特徴・種類・成功のポイント解説

ByteDance社が運営するアプリTikTokは、全世界で月間約5億人、日本国内で月間約950万人が使用する人気アプリです。

15〜60秒のショート動画を投稿・閲覧できるSNSプラットフォームで、10代20代の若い世代を中心に利用者が伸びています。

今回はそんなTikTokに配信できるTikTok広告について、特徴や配信形式を紹介します。

TikTok広告の特徴

TikTok広告の特徴は大きく4つあります。

精度の高いターゲティング

TikTokでは、大きく4つの情報をもとに高い精度でのターゲティングが可能です。

  • 基本情報:年齢、性別、地域、言語など
  • 通信環境:操作システム(iOS Android )、ネット環境(Wifi 2G、3G、4G)、デバイスプライス、キャリアターゲティング(au、docomoなど)、システムバージョンなど
  • 興味関心:旅行、ペット、ファッション、金融、アウトドアスポーツなど15種類のラベル
  • カスタマイズ:カスタムオーディエンス、類似オーディエンス

TikTok上でユーザー毎に表示されるおすすめ動画のアルゴリズムも非常に優秀で、様々なデータからそのユーザーが興味ありそうな動画を推測しておすすめしています。
そのため、興味関心等のターゲティングが非常に優秀です。

動画プラットフォームという訴求力

TikTok自体がショート動画プラットフォームなので、広告も動画が中心になります。

当然のことではありますが、動画は画像やテキストよりも多くの情報量を持つことができますし、視覚や聴覚に訴えかけることが可能です。

動画という形式を上手く生かすことによって、サービスの魅力をわかりやすく伝えることができます。

若年層へのアプローチ

TikTokやInstagramなどは若年層を中心に広まっているSNSです。

サービスのターゲットが若年層の場合は、こういった若年層向けのSNSを上手く活用していきましょう。

広告が閲覧されやすい

TikTokは、見たい動画を検索で探したり、おすすめの中からどれを見るか選んだりするわけではなく、上から順におすすめ動画をひたすらスクロールしながら見ていくSNSなので、視聴者の行動に目的の動画があるわけではない分、広告も視聴されやすい傾向があります。

広告も通常投稿と同じ形式で配信されているのも特徴の1つで、自然な形で広告に触れられるのも広告が視聴されやすい理由の1つです。

TikTok広告の種類

次に、TikTok広告の種類をメリット・デメリットとともに紹介します。

起動画面広告

TikTokを起動した時に3〜5秒必ず表示される広告です。
多くのユーザーに一気にアプローチできるため、認知率を向上させたい場合に効果的です。

ただし、一気にアプローチできる分当然高額なので注意が必要です。
1日600万円が出稿に必要な金額となります。

ハッシュタグチャレンジ広告

ハッシュタグチャレンジ広告とは、SNSでよく使用されている「ハッシュタグ」を使用する広告です。
ハッシュタグ付きの動画をユーザーにおすすめとして表示します。
キャンペーンやイベント開催時に用いると良いでしょう。

消費者に宣伝活動をしていると感じさせないメリットがある広告で、ハッシュタグチャレンジ広告は消費者自らが面白いと思った動画を投稿するので、嫌悪感を感じさせずに積極的に参加してもらうことができます。

一方こちらも高額な広告メニューとなっており、最低でも ベーシックハッシュタグチャレンジの1,000万が必要です。

インフィード広告

インフィード広告は「 おすすめ投稿内」に9〜15秒間表示される広告です。
ハッシュタグは設定できない仕様になっています。

全動画広告の中で一番表示時間が長く、TikTok広告の中では比較的情報量を多くできる広告メニューです。

掲載箇所によって3つのメニューがあります。
当然最初の方に配信されるものほど高額になります。

  • OneDayMax:おすすめ投稿の4番目に表示される(300万円/日)
  • Brand Premium:おすすめ投稿の80番目以内に表示される(42万円/日)
  • TopView:おすすめ投稿の最初に15秒間表示される(625万円/日)

運用型広告「TikTok Ads」

2018年12月にリリースされた比較的新しいメニューです。
通常のコンテンツに紛れて、広告を表示させることができます。

望んだ消費者へ的確にアプローチすることが可能で、最新AI技術が使用され、広告動画を作成するツールが備わっているなど多くのサポートがあります。

メリットは、運用型広告には、基本情報・通信環境・興味関心・カスタマイズ などのターゲティング機能が搭載されているので、的確にユーザーに訴求することが可能な点です。

なお、いずれの広告においても動画の尺は5〜60秒となっており、アスペクト比は9:16、1:1、16:9が使用可能です。

TikTok広告成功のポイント

最後に、TikTok広告のパフォーマンスを最大化するためのポイントを紹介します。

冒頭1〜2秒に徹底的にこだわる

TikTokユーザーは次から次へと画面をスクロールしてどんどん新しい動画を視聴します。
そのため、興味ないなと判定するまでの時間が非常に短く、
最初数秒でユーザーの目に止まらなければあっけなくスクロールされてしまうのがTikTok広告の難しさです。

TikTokに広告を出す際は、とにかく冒頭の1〜2秒にこだわりましょう。

インパクトがあるか、どういう動画か伝わるか、などユーザー視点で最初の数秒をチェックしてみてください。

広告を作るのではなく、TikTok動画を作る

TikTokでは広告が広告っぽくない状態で露出されるのも1つの特徴で、通常の投稿を眺めている中で広告が同じ形式で紛れてくるので、ユーザー側からは一見広告かどうかがわかりづらくなっています。

だからこそ、パッと見で明らかに広告色のあるものは敬遠されがちで、広告色のない自然なTikTok動画の方が視聴はされやすくなります。

広告を作ろうとするのではなく、あくまで通常のTikTok動画を作り、それにお金をかけて露出する、という感覚でクリエイティブを作るのがおすすめです。

BGMにもこだわる

広告なので動画の映像、何を伝えるか、というとこに意識がいきがちですが、TikTok広告においてはBGMも非常に重要になります。

アップテンポなBGMが人気なので、なるべくそういったBGMを選びつつ、BGMと広告の内容が全く合っていないとそれはそれで動画としてのクオリティが下がってしまうため、BGMと合った映像にしましょう。

複数クリエイティブを作りABテストする

上記3点のこだわりポイントに留意した上で、複数クリエイティブを作ってどんどんABテストをしてPDCAを回していきましょう。

運用型広告である以上、当然PDCAの量によって成果は変わってきます。

特に冒頭1〜2秒をどういう内容にするかはインパクトが大きい部分なので、あとは同じでも最初だけABテストするといったことも有効です。

まとめ

今回はTikTokの広告の種類や特徴、課金方法などをご紹介しました。
TikTokはショート動画プラットフォームで、高いターゲティング精度と若年層へのアプローチが可能な点が大きな特徴です。

ショート動画という文化自体がまだまだ新しいものなので、この広告形態に戸惑うマーケティング担当者も多いと思いますが、クリエイティブのPDCAをどんどん回してショート動画広告を極めていきましょう。

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