収益・経営

【実例付き】民泊の収益シミュレーション|初期費用・月間収益・利回りを徹底解説

民泊投資を始める前に、収益シミュレーションは欠かせません。「本当に儲かるのか?」「いくら投資すればいくら返ってくるのか?」具体的な数字で収益性を把握する方法を本記事で解説します。物件タイプ別のシミュレーション例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

〜 目次 〜

  1. 収益シミュレーションの重要性
  2. 収益計算の基本式
  3. 稼働率の目安
  4. 【事例1】都心ワンルームの収益シミュレーション
  5. 【事例2】郊外一棟貸しの収益シミュレーション
  6. 初期投資の回収シミュレーション
  7. リスクシナリオの想定
  8. 収益を上げるための施策
  9. まとめ

収益シミュレーションの重要性

民泊投資で失敗する最大の原因は「収益の見込み違い」です。楽観的な見通しで始めてしまうと、赤字運営に陥るリスクがあります。

シミュレーションで確認すべきこと

  • 月間・年間の予想収益:どれくらい売上が見込めるか
  • 損益分岐点:最低何泊で黒字になるか
  • 投資回収期間:初期投資がいつ回収できるか
  • リスクシナリオ:稼働率が下がった場合の影響

⚠️ 甘い見通しに注意

「稼働率80%で月収50万円!」のような情報は、好条件が揃った場合の数字です。保守的に見積もることで、想定外の赤字を防ぎましょう。

収益計算の基本式

民泊の収益は、以下の式で計算できます。

📊 収益計算の基本式

売上 = 宿泊単価 × 稼働日数 + 清掃費収入
利益 = 売上 − 固定費 − 変動費
利益率 = 利益 ÷ 売上 × 100

主な収入項目

項目 内容 備考
宿泊料金 1泊あたりの料金×泊数 メインの収入源
清掃費 予約ごとに徴収 実費を回収
追加人数料金 基本人数を超えた場合 設定は任意

主な支出項目

項目 種類 目安
家賃 固定費 エリア・物件による
光熱費 固定費 月1〜2万円
Wi-Fi 固定費 月5,000円前後
保険料 固定費 月2,000〜5,000円
清掃費 変動費 1回3,000〜8,000円
OTA手数料 変動費 売上の3〜15%
消耗品 変動費 1予約あたり300〜500円
運営代行費 変動費 売上の15〜25%

稼働率の目安

収益シミュレーションで最も重要な変数は「稼働率」です。現実的な数値を設定しましょう。

稼働率の目安

条件 稼働率目安 備考
新規物件(0〜3ヶ月) 30〜50% レビューがないため低め
成長期(3〜12ヶ月) 50〜70% レビュー増加で上昇
安定期(1年以上) 60〜80% 人気物件は80%超も
閑散期 40〜60% 1-2月、6月、11月
繁忙期 80〜100% GW、お盆、年末年始

💡 保守的に見積もる

シミュレーションでは年間平均稼働率50〜60%で計算するのがおすすめです。これで黒字が出るなら、実際の運営では余裕が生まれます。

【事例1】都心ワンルームの収益シミュレーション

東京23区内のワンルームマンションで民泊を運営する場合のシミュレーションです。

物件条件

  • エリア:東京都新宿区
  • 間取り:1K(25㎡)
  • 定員:2名
  • 家賃:10万円/月
  • 宿泊単価:8,000円/泊
  • 清掃費:3,500円/回

収益シミュレーション(月間)

項目 稼働率50% 稼働率70%
稼働日数 15泊 21泊
宿泊売上 120,000円 168,000円
清掃費収入(予約10件想定) 35,000円 49,000円
売上合計 155,000円 217,000円
支出項目 金額
家賃 100,000円
光熱費 10,000円
Wi-Fi 5,000円
保険 3,000円
清掃費(実費) 35,000円
OTA手数料(15%) 23,250円
消耗品 5,000円
支出合計 181,250円

📈 収益結果

  • 稼働率50%の場合:月間利益 ▲26,250円(赤字)
  • 稼働率70%の場合:月間利益 +35,750円(黒字)
  • 損益分岐点:稼働率約60%(18泊/月)

【事例2】郊外一棟貸しの収益シミュレーション

郊外の一軒家を一棟貸しで運営する場合のシミュレーションです。

物件条件

  • エリア:千葉県(東京から1時間圏内)
  • 間取り:3LDK(80㎡)
  • 定員:8名
  • 家賃:12万円/月
  • 宿泊単価:25,000円/泊
  • 清掃費:8,000円/回

収益シミュレーション(月間)

項目 稼働率40% 稼働率60%
稼働日数 12泊 18泊
宿泊売上 300,000円 450,000円
清掃費収入(予約6件想定) 48,000円 72,000円
売上合計 348,000円 522,000円
支出項目 金額
家賃 120,000円
光熱費 20,000円
Wi-Fi 5,000円
保険 5,000円
清掃費(実費) 48,000円
OTA手数料(15%) 52,200円
消耗品 10,000円
支出合計 260,200円

📈 収益結果

  • 稼働率40%の場合:月間利益 +87,800円
  • 稼働率60%の場合:月間利益 +261,800円
  • 年間利益(稼働率50%想定):約200万円

初期投資の回収シミュレーション

民泊を始めるための初期投資と、その回収期間をシミュレーションします。

初期投資の内訳

項目 ワンルーム 一棟貸し
敷金・礼金 20〜30万円 24〜36万円
家具・家電 30〜50万円 80〜150万円
寝具・リネン 5〜10万円 15〜30万円
消防設備 5〜20万円 10〜30万円
届出関連費用 5〜15万円 5〜15万円
その他(雑貨、撮影等) 5〜10万円 10〜20万円
合計 70〜135万円 144〜281万円

回収期間の目安

💰 投資回収の計算例

  • 初期投資:100万円
  • 月間利益:5万円(稼働率60%想定)
  • 回収期間:100万円 ÷ 5万円 = 20ヶ月(約1年8ヶ月)

リスクシナリオの想定

最悪のケースも想定しておくことで、リスク管理ができます。

想定すべきリスク

  • 稼働率の低下:競合増加、季節変動、レビュー低下
  • 規制強化:条例変更、届出要件の厳格化
  • 大規模修繕:設備故障、原状回復費用
  • 空室期間:繁忙期以外の連続空室

リスクシナリオ別の収益

シナリオ 稼働率 月間利益
楽観 80% +15万円
標準 60% +5万円
悲観 40% ▲3万円
最悪 20% ▲10万円

⚠️ 撤退ラインを決めておく

「3ヶ月連続で赤字なら撤退」「累計損失が50万円を超えたら撤退」など、事前に撤退ラインを決めておくことで、傷が浅いうちに判断できます。

収益を上げるための施策

シミュレーションで収益が厳しい場合、以下の施策で改善を図りましょう。

売上を上げる施策

  • リスティング最適化:写真、タイトル、説明文の改善
  • ダイナミックプライシング:需要に応じた価格変動
  • 複数OTAへの掲載:Airbnb + Booking.com + 直接予約
  • レビュー獲得:高評価で予約率アップ

コストを下げる施策

  • 自分で清掃:清掃費を削減(副業の場合)
  • 光熱費の見直し:電力会社の乗り換え
  • 消耗品の見直し:まとめ買いでコスト削減
  • 運営の内製化:代行を使わず自分で運営

まとめ

収益シミュレーションは、民泊投資の成功・失敗を分ける重要なステップです。

📊 シミュレーションのポイント

  • 保守的に見積もる:稼働率は50〜60%で計算
  • すべてのコストを洗い出す:隠れたコストを見逃さない
  • 損益分岐点を把握:最低何泊で黒字になるか
  • リスクシナリオも想定:最悪のケースでも耐えられるか
  • 撤退ラインを決める:事前に基準を設定

シミュレーションで黒字が見込める物件を選び、堅実な民泊投資を始めましょう。KYAKUDENの収支シミュレーターもぜひご活用ください。

📍 エリア別の収益ポテンシャル

新宿(月30〜50万円) 渋谷(月25〜40万円)
池袋(月20〜35万円・利益率高) 箱根(月40〜80万円・一棟貸し)

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